消波根固め被覆ブロック型枠設計製造 

そのアイデアはアイデアで実現

商品開発をするにあたっていいアイデアは沢山ありますが、それを実際形にするとなると製造方法や商品の仕組みなど商品化するまでは困難なプロセスが沢山あり、さらなるアイデアが必要になります。その商品化するためのアイデアを考察するお手伝いができることがお客様にとって一番大切だと考えています。

商品化までのプロセス

実現したい商品の聞き取りをして使い方や実現方法などを考察します。
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3D-CADを利用して実現する商品を具体化の模索
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適切な図面を作成 製作にかかる費用等のお見積り
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使用する部材等の製造加工
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使用検証 実際の使い方、組み立て方、量産化の検討
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実用化または量産化

具体例

画像のようなコンクリートブロックのドームの組み立て加工を行う作業をしました。このドームを組み立てるための方策が必要です。重量があるのとコンクリートブロックは脆いため、綿密な考察が必要になります。

コンクリートブロックは各パーツに分かれています。

天井部分球体の一部分壁面円柱部の一部分

この状態で天井部分のブロックを1枚1枚組み上げていくのは非常に危険ですしロスタイムになります、そこで天井部分はすべて地上で組付けして大型の重機で一気に持ち上げ載せてしまう方法を検討しました。

天井球体部分を地上で組付けした画像

ただし組付けした物は全て各パーツに分かれていて、一ケ所で吊り上げた場合荷重オーバーでコンクリートの性質上破損する構造になってしまいます。そのため力を分散させる吊り金具が必要になりました。そこで、3D-CADで考察したものが下の画像です。この段階でコストパフォーマンスなども考察します

吊り金具のため、荷重等の解析も必要です。実重量の10倍の荷重がかかっても破断しない設計になっています。

3Dでの検討が完了したら,3D-CADを利用して製作図面を作成にとりかかります。

組立図面

部品図面
この図面をもとに実際の吊り金具の製作をします

この吊り金具を使って実際に吊り上げした画像です。5tの重量物を一気に吊り上げました。

ドームハウスをつくりたいというアイデアに、吊り金具というアイデアで目的を実現することができました。

一貫製作

実現に必要な物を発想から構想、製図、製作まで一貫製作しています。

この製品は大きいわりに精度が要求されるため、しっかりとした管理のもと製作しないとあとで大変な問題になります。可動部分が多いため微調整も管理しています。一貫製作ならではの製品です。

事例

スクラップを入れる箱 大型トラック用 
重機等の激しい外圧を受けるためとても頑強に製作してあります
使用材料 Hardox 450
シート敷設用架台
輸送事情によりすべてボルト締め加工になっています
ドーム形状のコンクリートブロックをつなぐための鋼材
外面にコンクリートブロックのパネルを貼り付けます。球形状で複雑なためコストダウンが要求されます

消波根固めブロックの型枠設計製造

主力業務は消波根固コンクリートブロックの型枠設計です。

 

3D-CADの流れ

 

3D-CADによるモデル化、この段階でおおよその型枠の検証ができます。

型枠の利便性、脱型方法なども検討できます


 

3Dのモデルはそのまま2次元図面に変換されます。

よってモデルと2次元図面との違いはありません。


 

詳細な部品図も3D-CADと連動してますので、モデルとの違いはありません。

曲げ加工の展開図なども3D-CADと連携して作成します。

 

2種類のサイトを公開してます。

3D-CADの利便性を知ってもらうためSolidWorks(ソリッドワークス)とその解析の使い方を解説したサイトを運営しています。

 

SolidWorks(ソリッドワークス)

比較的安価な3D-CADで一番汎用性のあるCADです。こちらの使い方を解説したサイトの運営をしています。

SolidWorks(ソリッドワークス)

SolidWorks(ソリッドワークス)の使い方に関しては上記リンクからお願いします。

 

3D-CAD CAE 解析入門

こちらはSolidWorks(ソリッドワークス)を利用した解析入門サイトです。解析に必要な初歩的な物理もありますので合わせて利用してください。

解析入門

 

有限会社 田中型枠設計事務所